
全ての薬は特許により20?25年間、日本国内で独占的に販売されます。薬を開発した製薬メーカーは、この独占期間に利益と開発費を回収するため高い販売価格を維持します。
反対にこの特許期間を過ぎた薬は、開発メーカー以外でもとても安価に製造ができるようになり、これをジェネリック医薬品と呼びます。
もちろん同じ成分で製造されるので、純正薬と同等の効果があり、しかも価格は純正薬の2?3割という安価で販売がされるため、日本のみならず今や世界的にジェネリック医薬品市場が拡大しているのです。
日本と同様、世界の各国が新薬の特許を認める中、インドでは特許を認めていないため、新薬でも自由にジェネリック医薬品が製造ができる状況にあります。
これはあまりにも貧富の差があるインド特有の事情が理由なのですが、自由であるからこそインド政府の厳しい品質検査が行われ、最高品質のジェネリック医薬品が驚くべき安価で流通されることで世界市場の30%を占めていると言われています。
日本ではこうしたジェネリック医薬品を”個人利用目的”としてのみ輸入が認められており、既に多くの方が使用されているのです。